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OFFICE NOTE

【オフィス・ノート】
北の社労士が思いを馳せる徒然ノート
居酒屋巡り
毎日一店ずつ読んできた太田和彦著『居酒屋百名山』がそろそろ終わりに近づいている。この手の本は、いっぺんに全部読まず、少しずつ読んでいくのが私の流儀である。こんなおいしい本をいっぺんに読むなんてもったいない。それぞれのお店に対する著者の想いに共感をよせながら、お店の雰囲気を想像してみるのも楽しいものである。それにしても太田和彦さんの文章が良い。『黄金座の物語』といい、『シネマ大吟醸』といい、この人の書くものを読むと、ほっとさせられる。

『居酒屋百名山』で紹介されている北海道の居酒屋は6件。独酌三四郎(旭川市)、しらかば(釧路市)、味百仙(札幌市)、魚菜(札幌市)、ふらの(札幌市)、粋花亭(函館市)のうち、訪ねたことのあるのは独酌三四郎と味百仙のみ。粋花亭は2月に函館に行った折に地元の同業者数人で寄ってみたのであるが、入れませんでした。すでに酔っていたので体よく断られたのかもしれない。再度、函館を訪れた折には是非行ってみよう。

独酌三四郎へは去年の3月に行きました。札幌で受けられる研修会をわざわざ旭川で受講し、訪ねてみたのですが、なかなか雰囲気も良く、落ち着いたお店でした。鰊漬けと日本酒(「風のささやき」)が良く合い、また訪れてみたいと思わせましたね。札幌駅北口にある味百仙はよく行くお店です。お店ができた当時、数回通ったときには、そんなに印象に残るお店ではなかったのですが、十数年後、太田さんの本を読んで再度訪れてみて驚きましたね。料理といい、お酒といい、こんなにきちんとした居酒屋だとは思いませんでした。いや、恥ずかしいことです。そんなわけで、このお店にはよく行きます。しかし、人気店の故か、予約なしで入ることは結構難しくなっているようです。

来月は東京、11月には京都を訪れる機会があります。いずれも、会議や研修会への参加なのですが、せっかくですから、太田さんの本を参考にして、居酒屋巡りをしてこようと思っています。
| 趣味 | 14:46 | comments(0) | trackbacks(0) |
ナニカアル?
作家林芙美子が昭和17年に陸軍報道部の嘱託として訪れたジャワ、ボルネオでのできごとを描いた桐野夏生著『ナニカアル』読了。桐野夏生さんが大変人気のある作家だということは以前から知ってはいたが、彼女の本を読むのは今回がはじめてである。おそらく、『ナニカアル』が林芙美子について書かれた本でなければ、今後もよほどのことがない限り桐野さんのかかれた本を読むことはなかったであろう。また、林芙美子についても、『放浪記』の作者であること以外、子供のころは全く知らなかった。年を経るにつれてどことなく林芙美子という作家が気になりだしたに過ぎない。しかし、だからといって彼女の本を読んだわけではない。
 
興味のきっかけを与えてくれたのは、やはり成瀬巳喜男の映画ということになるだろう。成瀬は、林芙美子の代表作である『放浪記』(昭和37年)はもちろんのこと、『稲妻』(昭和27年)や『浮雲』(昭和30年)を映画化している。特に『浮雲』は、日本映画の傑作として名高い。私もこの映画を観て打ちのめされた一人である。おそらく、そういった人たちが全国に大勢いるに違いない。

で、その『ナニカアル』ですが、そもそも林芙美子のことを何も知らないわけですから、読後感は新鮮な驚きに満ちていたということしかない。映画『放浪記』を観ていた限りでは、随分と敵の多い人だったのだろうなということしか思い浮かばないし、人間的には自由奔放過ぎて周りの人たちは随分と迷惑を受けただろうな、とは思う。でも、きっと彼女が生み出した小説は、これからも多数ではないだろうが読み継がれていくのではないだろうか。少なくとも成瀬映画を観た人ならば、そう思うに違いない。『ナニカアル』では、恋人から「君の書いた物など、10年後には何ひとつ残っちゃいない」と言われていますがね。そんなわけで、『浮雲』(新潮文庫)を買ってしまいました。
 
(林芙美子もジャワやボルネオ辺りで聴いたかもしれないガムラン音楽)
| 趣味 | 10:05 | comments(0) | trackbacks(0) |
ジャズ喫茶
先週土曜日は、午後から顧問先の変更就業規則説明会のため仕事。そんなわけで日曜日は完全オフにし、札幌に行ってみる。本とCDを購入するためだが、お目当ての品は全く無し。ジュンク堂でマイク・モラスキー著『ジャズ喫茶論』を見つけたので買い、そのまま近所のビアホール「ライオン」に駆け込み、ビールを飲みながらピラピラとページをめくってみる。懐かしい店の名前が出てきて、思わずニヤリとさせられる。

私がジャズを聴き始めたのは19歳か20歳くらいからである。最初に聴いたのは、当時人気があったギタリスト、ラリー・コリエルとヴァイブ奏者のゲーリー・バートンとの共演盤だったと思う。NHKのFMラジオで聴き衝撃を受けた思い出がある。

それで初めて入ったジャズ喫茶が函館駅前にあった「エアリー」であった。当時、函館には「想苑」という老舗(?)ジャズ喫茶があったが、私はどちらかというと「エアリー」派。ただ、「エアリー」は既に存在しないが、「想苑」は今も函館公園裏手に在る。3年ほど前に行ってみたが建物も新しくなり、当時の面影(確か山小屋風の建物だったはず)は全くない。お店に入ってみたけどジャズはかかっていなかったように思う。 それで、私が最も頻繁に通っていたジャズ喫茶は、大学からの帰省の折に入り浸っていた釧路の「ディス・イズ」である。このお店は、今も昔と同じ釧路の栄町に在る。ただし、日中は営業していないようだ。3・4年前に仕事で釧路に行った折に寄ってみたが、残念ながらまだお店が開いていなかった。当時、休みには釧路に帰り、映画とジャズと本に明け暮れていたっけ。まあ、今も大して変わりはしないのですがね。
 
ところで、マイクさんの本に出てくるお店の中でよく通ったのは、上野池之端仲町通りに在った「イトウ」である。森鴎外の小説『雁』に出てくる有名な蕎麦屋「蓮玉庵」の真向かいにそのジャズ喫茶があった。当時、釧路への帰省には飛行機ではなく国鉄を利用していたので、その折には早めに上野に向かい、釧路からの帰りも、必ず蓮玉庵でお蕎麦を食べ「イトウ」でジャズを聴いていたものである。その「イトウ」も今はない。寂しいですね。もはやジャズ喫茶という業態自体が立ち行かなくなったのでしょうか。何もかもが、おしゃれになり過ぎちゃったのかな。

(私のお気に入りThe Unwantedの映像が見つかりました!)
| 趣味 | 10:01 | comments(0) | trackbacks(0) |
高峰秀子論
休み中、疲れを癒すために『高峰秀子の流儀』(斎藤明美著)を読む。著者の斎藤明美さんは、『高峰秀子の捨てられない荷物』(文春文庫)の著者でもあるのだが、未だ読んではいない。かなり以前から手元に置いてあるのですがね。まあ、いずれ読むことになると思う。高峰秀子さんは子供の頃から大好きな女優さんですから、彼女が書いた随筆などはほぼ読んでいる。特に、『私の渡世日記』(文春文庫)には深い感動を覚えたものです。俳優自らが書き下ろした文章として、これ以上のものは未だ出ていないのではないかと思います。最近では、岡田茉莉子さん自身が書き下ろした自伝『女優 岡田茉莉子』が発表されました。この本も読みごたえがありましたし、個人的に女優岡田茉莉子をもう一度観直すきっかけになったと思いますが、『私の渡世日記』はそれ以上のインパクトがあったのです。もちろん、岡田茉莉子さんは大好きな女優さんですが。『浮雲』(成瀬巳喜男監督)では二人共演されていますしね。
 
私が疑問に思うのは、誰もが高峰秀子を日本映画史に名を残す不世生の大女優と認めながら、本格的な「女優高峰秀子論」といったものが皆無であることだ。引退して30年以上になるというのにですよ。私の知る限り、僅かに川本三郎が『君美わしく』で、関川夏央が『女優男優』で高峰秀子をとりあげているだけだ。それとて本格的高峰秀子論には程遠い。これは、もしかして、高峰秀子自身が『私の渡世日記』という高峰秀子論を既に書いてしまったからなのか。もしそうだとすれば少々さびしい思いがしないでもない。今となっては、女優高峰秀子の全貌を知りたいと思っている人たちは大変多いに違いない。そういった人たちのためにも(私を含めて)どなたか本格的な女優高峰秀子論を書いていただきたいものですね。
| 趣味 | 10:35 | comments(0) | trackbacks(0) |
おいで本
先日『だから演劇は面白い!』を探しに紀伊國屋書店へ行ったのですが、書棚を眺めていると、私に「おいで、おいで」をしている本があったのですね。つまり、私に読まれて欲しいと訴えかけてくる本のことをいうのですが、私はこれを勝手に「おいで本」といっています。過去には、『黄金座の物語』(大田和彦)、『芥川龍之介の夢』(清水昭三)、『アジア海道紀行』(佐々木幹郎)、『感情労働』(「現代思想」誌)などがありました。で、今回、私に訴えかけてきたのは、『ポストグローバル』(アレキサンダー・ゲルマン)。

世界的なアーティスト(グラフィック・デザイナー)らしいのですが、私にとっては全く未知の人。本に掲載されている彼の作品を見ると、ミニマルアートっぽい作風であり(ロシアアヴァンギャルドの影響もありそう)、未来志向の強さが窺われます。そんな彼が、ポストグローバルとして注目しているのが日本の伝統工芸などに代表される文化全般である。この本では、ゲルマンが日本の様々な伝統工芸や武術、作法等の世界に自らを関与させることにより、日本独自の文化が世界的普遍性をもっているのではと、身をもってその文化を体験するプロセスを描いたものである。この本を読んでいると、確かに日本の伝統がもつ「間」の文化などというのは、今、疲弊した世界で最も必要とされるものかもしれないと思わせる。

まあ、ゲルマンを通して自らの文化を深く理解することは、彼によると「これからの時代における日本人の役割を日本人自身が自覚することができれば、かつてないスケールで世界のリーダーになれる」ということであるから、そろそろ、この機会に少しばかり立ち止り、自分たちの文化を見つめなおすことも必要なのかもしれない。
| 趣味 | 09:37 | comments(0) | trackbacks(0) |
J・J氏のこと
風邪で体調を崩すと集中力が欠けてしまうせいか仕事関係の本を読む気が薄れてしまう。そんなときは、軽めの本を読むことになるのだが、今回は津野海太郎さんが書いた『したくないことはしない−植草甚一の青春−』を読む。植草さん(JJ氏)の本は今でも若い人たちにけっこう人気があるらしい。私にとっての植草さんとは、大学に入って映画や本、そしてモダン・ジャズを本格的に聞き始めたころ、もっとも精力的に執筆活動をされていた方なので、もろに影響を受けていますね。最初に買ったジャズ評論集は、『ジャズの前衛と黒人たち』(晶文社)だったし、『映画だけしか頭になかった』(晶文社)は和田誠さんのイラストとともに印象深く、映画の見方について、別の楽しみ方を教えてもらったような気がしています。

特に、『映画だけしか頭になかった』の冒頭8頁に掲載された植草マニュフェスト「ぼくたちはシネマディクトなんだ」は、映画だけではなく文学や音楽といった他の分野を含めて、今でも私の基本姿勢となっているように思います。「シネマディクト(Cinemadict)」とは、「映画中毒者」といった意味なのですが、要はあまり世評を気にせず、自分が気に入った作品の細部にこだわったり、ときには興奮したりする気質の人たちのことをいうのでしょうね。まあ、元祖「オタク」みたいなものです。

それにしても、「したくないことはしない」という姿勢を一生貫いた生きざまは見事としか言いようがないです。経済的に困窮したこともあっただろうし、きっと奥さまは大変だったでしょうね。でも、私などが若いころの植草さんは本当にかっこいい存在で、羨ましくてならなかったですね。自分もそれなりの年齢になったら植草さんと同じように本の山に囲まれて生活したいと思いましたもの。で、そんな年齢になった今を思うに、植草さんとどこが違うかというと、確かに本の山にはそれなりに囲まれていますけど、「純粋さ」がちと欠けているかなと思ったりしているのです。
| 趣味 | 10:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
忙中閑あり
今週に入って何やら落ち着かないのである。毎日札幌へ出向いているせいかもしれない。月曜日は、仕事で顧問先の学校法人に行って込み入った相談を受け、火曜日は北海道会で来年からスタートする年金相談センターへ派遣する社労士についての打ち合わせ、そして昨日は、昼に北海道中小企業家同友会法人特別委員会に参加し、その後社労士会が主催する労働契約法セミナーに参加するも、疲れたので途中で退席し、小樽に戻る。その間、月曜日の夜には、同友会しりべし小樽支部のI上支部長の北海道功労賞とK村社長の高度熟練技能者認定受賞をお祝いする会に出席し、副支部長としてお祝いのスピーチをする。先輩副支部長が数人おられるにもかかわらず、若輩者の私がスピーチをするとは、いささか役不足の感が否めないのであるが。

そんなわけで、昨晩は自宅でノンビリする。誰もいない自宅でビールを飲みながら、札幌の書店で購入したBLUES&SOUL RECORS誌「ディラン、ブルース伝承」と川本三郎著『銀幕の東京』(中公新書)を読む。前者は、ボブ・ディランとカントリー・ブルースについて特集したもので、ピーター・バラカン氏のインタビューなど、読みごたえのある記事が載っている。さらにディランが影響を受けたブルース22曲がCDとしてパッケージされており、ファンにとってたまらない贈りものとなっている。読了後、自室でじっくりと聴き続けたことは言うまでもない。
 
『銀幕の東京』については、今発売中の雑誌「東京人」を読んで触発されたもの。川本三郎の本は結構読んでいるのですが、この本は知らなかった。10年前に発売になっているので、地元の書店にはなく、アマゾンに注文入手しました。この本で採りあげている「機‥豕の映画」13本の内、6本については既に観ているので、大変興味深く読ませてもらいましたね。ただ、「東京人」で紹介されていた、成瀬巳喜男の「銀座化粧」と「秋立ちぬ」はまだ観ていないので、アマゾンに注文しようかと思っているところです。それにしても「東京人」での大瀧詠一はすごい!
| 趣味 | 12:50 | comments(0) | trackbacks(0) |
倶楽部亀坪
今年の夏は右足を傷めたことでもあり、街歩きが思うようにいかない。そんな鬱屈した精神状態の中で、ふらりと立ち寄った本屋にこの本はあった。書籍情報が溢れかえっている今日でも、全くノー・マークの本があるものだ。『倶楽部亀坪』(亀和田武・坪内祐三著)。これがすこぶる面白い。本当に長い『ねじまき鳥クロニクル』を中断し、一気に読み終える。
 
「博覧強記の二人が、歩きながら語り、語りながら歩く。街角から立ち上がるあらゆるイメージを味わい尽くすノンシャランな語りと散歩の楽しみ」(腰巻より)とはよく言ったもので、本当に読んでいてぞくぞくする。そういえば昔、『エスクァイア』日本版に立川直樹と森永博志による「クラブ・シャングリラ」というコーナーがあって、それを読みたいがためにエスクァイアを定期購読していたことがあったっけ。後に『シャングリラの予言』(講談社)として一冊の本にまとめられているのだが、確か購入したと思って本箱の奥まで探してみたらありましたね。本の奥付けを見ると1995年3月に刊行となっているので、かれこれ15年も前ということになる。
 
もちろん、『倶楽部亀坪』でも、「クラブ・シャングリラ」のことは言及されている。が、同じような趣向の本ではあるが、どちらかというと『倶楽部亀坪』の方が大人の味わいがする。それは、当時40代であった立川&森永両氏と還暦の亀和田氏と氏より10歳若いが老成の感ある坪内氏のなせる業か。
| 趣味 | 13:18 | comments(0) | trackbacks(0) |
キー・ブック
最近は、土曜日はしっかりと休息し、日曜日は家で仕事というパターンが出来つつある。そんなわけで昨日は、午後から家で仕事。某歯科医院の昇給判断についてのアドバイス資料作成と、締め切りが近い原稿の最終チェックが主な仕事内容である。後は中断していた『アダム・スミス』と朝日ジャーナル創刊50年緊急増刊号を読む。

『アダム・スミス』をなぜ中断したかというと、急遽、松岡正剛の『多読術』(ちくまプリマー新書)が読みたくなったからですね。セイゴウさんとは雑誌『遊』以来のお付き合いですが、相変わらずワクワクするような本を出してくれます。読書については自分にあったスタイル、「好み」を大切することといったように、柔軟性のあるアドバイスが効いていますね。

それと、キー・ブックを選ぶということ。何かたくさんの本とネットワークしていく可能性をもった「光を放っている一冊」というものを自分の中にどれだけもっているかが複線的で複合的な読み方の決め手になるとのこと。そこで、自分にとっての「キー・ブック」を考えてみたらありましたね。古くは、『夢の宇宙誌』(澁澤龍彦)、『西洋哲学史』(岩崎武雄)、『現代芸術入門』(中原佑介)、『映画だけしか頭になかった』(植草甚一)、『西脇順三郎詩論集』(西脇順三郎)、『桃花村』(吉田一穂)、『薔薇色のゴリラ』(塚本邦雄)、『バラッドの世界』(茂木 健)、『マレー蘭印紀行』(金子光晴)、『映画脚本家/笠原和夫 昭和の劇』(笠原和夫・荒井晴彦・絓 秀美)、『アメリカの心の歌』(長田 弘)といったところか。最近では、『ボブ・ディラン自伝』(ボブ・ディラン)、『ネオリベ現代生活批判序説』(白石嘉治・大野英士)、『死と身体』(内田 樹)、『近代の労働観』(今村仁司)、『再分配政策の政治経済学機銑后戞文⊂譱碓譟法とりあえず思いついただけさっと書き出してみましたがいかがなものでしょうか。
| 趣味 | 09:55 | comments(0) | trackbacks(0) |
まだ間に合う?
若い頃は旅というのが苦手だった。とにかく、旅先でのホテル・旅館のフトン、というか枕が替わると全く眠れなくなるということが頻繁にあったからだ。高校の修学旅行も寝不足による苦痛と疲労の旅としてしか記憶がない。飛行機に初めて乗ったのも40歳を過ぎてからだし、とにかく筋金入りの出不精だったといえる。でも、旅行そのものは嫌いではなかったのだ。

小田実の『何でも見てやろう』はリアルタイムで読んでいるし、司馬遼太郎の「街道を行く」シリーズの何冊か(特に『愛蘭土紀行』は絶品)、伊丹十三『ヨーロッパ退屈日記』などなど、旅に関する本は結構読んでいたのだ。ただ、何といっても私の潜在的アジア好きを知らしめてくれたのは、金子光晴『マレー蘭印紀行』、アンヌ・フィリップ『シルクロード・キャラバン』、中上紀『アジア熱』などの作品である。

で、沢木耕太郎の『深夜特急1〜6』は二年ほど前に読んだのである。アジア好きと言っていながら、なんとも恥ずかしい限りである。まあ、要するに「モグリ」ですな。でも、仮にこの本を二十歳代に読んでいたとしたら、多少は人生が変わっていたかもしれない。そう思わせる本なのである。実際に、いるらしい。この本を読んでアジア・ヨーロッパへの旅に憑かれる人々が。それも、26歳頃に。

沢木耕太郎:深夜特急ノート『旅する力』は、著者が「深夜特急」に至るまでの道のりと「深夜特急」のインサイドストーリーを主な内容としている。従来のファンには待つこと久しい本であったろうし、若い人たちにとっては「深夜特急」に向かわせる本となるであろう。著者はこの旅を自分にとって「取り返しのつかない旅」と形容していますが、私を含めて殆んどの人たちがそのような旅を経験していないだろう。むしろ、この本を読むことによって、老年の入り口にいる人たちにも「これからでもまだ間に合うかもしれない」という、旅を促がす何らかの心的影響を与えられるものがありますね。そう、早くリタイアしてアジアを彷徨したいという欲求が沸々と湧いてくるのですよ。
| 趣味 | 13:09 | comments(0) | trackbacks(0) |